ほーげん。

「寿歌」、もりもり稽古中です。


今回、私は関西弁指導もやっております。

と聞いて、私を知る人はみんな「え？」と言うでしょう。
そう、私はエセ大阪人。
大阪にいた頃から、友人はもちろん家族親戚みんなから「お前は大阪人じゃない」と言われ突っ込まれておりました。
だけど、大阪は私にとってかけがえのない大切な場所です。

とはいえ、エセはエセです。
大阪在住の生粋の大阪人たる親友の助けを得ました。
電話で聞いてもらった方言は、一言目からダメ出しの嵐。
過去に演劇をしていた彼女に台詞を録音してもらい、それを役者さん達に配る事にしました。
稽古場で役者さん達の助けになるよう、彼女の声を何日も何回も聞いて、台本はアクセント記号で真っ黒です。
テレビ等で比較的耳にする機会はあるものの、普段話さない方言を理解してものにするのはとても難解な作業だと思います。
だけど、得る事ができれば、役の生きてきた背景を直接相手の耳に語れる、役作りにおいて強い強い武器になる。
イントネーションだったり、テンポだったり、ノリだったり。
大切な役作りの一つなんです。


そんな私自身も、普段はほとんど方言は出ないのですが、ある時、ボロボロでほとんど素に近い状態の時、口から出たのは大阪弁でした。
おそらくそれも本場の大阪弁とは違うものだったと思います。
でも、それが「私」そのものだったんだと思うのです。
神奈川に生まれ、広島人の父と東京人の母に大阪で育てられた、東西ごちゃまぜの私そのものを表した、ごちゃまぜの方言。
大阪人には否定され、東京に行けば憧れられ、何だかちょっと複雑ではありますが、
ごちゃまぜの方言をしゃべってる私が生き生きしていると言われた時、ちょっと嬉しかったのです。


そんな私が演じるキョウコがもっと魅力的になるよう、頑張らねば。
そして三人のゲサクと他の二人のキョウコも、生き生きとなるように。
引き受けた責任をしっかり担います。


ポムカンパニー企画公演
ポムニバスvol.1
『寿歌』
脚本：北村想
演出：松木円宏
日時：2013年7月12日(金)～7月14日(日)


北村 想の名作「寿歌」。
「一団体から一人の役者」を基本としたスタイル(フリー枠一人を含む)で集結したトリプルキャストで上演します！
核戦争で荒廃した世界を彷徨う旅芸人・キョウコとゲサクの前に突然現れた謎の男・ヤスオ。
三人の目の前に広がる光景が語りかけるものとは・・・？


■タイムスケジュール
12日(金)A13:00★/B16:00/C19:30
13日(土)B13:00/C16:00/A19:30★
14日(日)C12:30/A15:00★/B17:30

★に出演します！

■キャスト
Ａチーム★
土田卓（弾丸MAMAER）
福田大助（ナイスコンプレックス）
名越佳代（孤猫物語）
Ｂチーム
桑原勝行（劇団桟敷童子）
佐藤雄哉（トップコートArtist★Artist）
与古田千晃（T1project）
Ｃチーム
仲澤剛志（フリー）
松木円宏（ポムカンパニー）
小川夏鈴（東京ジャンクZ）


■料金
前売3000円 当日3300円
リピーターチケット ＋1500円
3チーム通しチケット 5500円
※リピーター・通しチケットをご希望の方は私に直接ご連絡をお願い致します。


■劇場
西荻窪 遊空間がざびぃ
(JR中央線・総武線「西荻窪」駅 徒歩8分)
※土日は中央線が止まりませんのでご注意下さい！！


■スタッフ
舞台監督・美術：武田佐京
音響：香田泉
照明：中川明日香（株式会社コローレ）
宣伝美術・衣裳：杉浦慶子（演劇集団 円）
スチール：イマイトシヒロ
寿歌作曲：ＵＭＩ
方言指導：ふもとももこ
演出助手：箕輪達昭（T1project）・丸本陽子（Dance Company MKMDC）
制作：澤木柚季江（ラ☆ちぇット）・山本ともだち（バッカマンズ）
企画・製作：ポムカンパニー

著作権認可番号：　So Kitamura 2013 No. 004　岡野宏文


ご予約はこちらから☆
ＰＣ用
https://ticket.corich.jp/apply/45679/009/
携帯用
http://ticket.corich.jp/apply/45679/009/