はなび。 [観劇。]
二本目は開店花火さんの「団地ラムネ日和」。
前々から行ってみたかったところでした。
友達も出てますし。
しかしモリエールはちびに厳しい劇場なので苦手です。
一本目の箱庭さんでも段差を狙って座ったのに前に予測以上ののっぽさんが座って視界が…
今回は前の席にのっぽが来るな…という願いが通じたのか視界良好でした。わーい。
舞台はとある団地。
そこに暮らす兄弟がドキュメント番組の取材を受ける事に。
飲酒運転の事故に巻き込まれて両親を失い、弟は車椅子生活。
そんな辛い現実を吐露する姿を撮りたいものの、弟は常に明るく振舞っていて全く画にならない。
それを好奇心いっぱいで見守る団地の住民達はみんな明るくて個性的で、
だけど車椅子の弟に対する偏見がどこかにあって。
兄弟が互いを思うゆえの遠慮や気遣いが番組収録を通して明るみになっていき、本当のドキュメントが生まれる暖かいお話でした。
個人的に兄弟側のストーリーが予測しやすいものだったせいか、
サイドストーリー的存在の主婦達や浮気をしている二組の夫婦の方に興味がいきがちでした。
驚きや意外性が多かった事もあり、印象もそっちの方が強く残っています。
最後はお兄ちゃん結婚したんだぁ…より、小早川さんち離婚できたんだぁ…って思っちゃいました…。
明るく振舞う弟が生前の両親の不仲を思い出させるように夫婦仲に強引に介入したり、
些細な事にも過敏に反応するほど弟を思うお兄ちゃんはとても微笑ましかったのでちょっと残念。
撮影クルーさん達は古参の劇団員さんなのか、場の流れをコントロールしていて見ていて楽しかったです。
その分、劇団員さん達の全体的な役割分担が見えてしまうのはちょっと現実に戻ってしまうなぁと。
初めてという事もあってそういう部分に戸惑いを感じる事が多かったです。
あと、席の配置によって全く見えないお芝居のシーンがあるのがどうにも…
私の席はかなりギリギリで見渡せましたが…モリエールはやっぱり大変なんだな…
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