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ふりすく。 [観劇。]

080717_1731~01.jpg本日は観劇二本立てー。

まずは箱庭円舞曲さんの
「恋人ができないが、もういい」。

もうさ、タイトルでガツンときましたよ。
正に今の私の現状?なカンジで。
もういいよ。いやよくねえよ。
よくねえよ。けど…んああ。
そんなカンジで。


なんでフリスクかって?
まあおいおい。

ネタバレまみれだから気をつけてね。



会話がとてもリアルな作りで、正に会話劇という形でした。
メインでしゃべっている二人のそばで別の会話が始まったりします。
うわー。台本どうなってるんだろう。
※この謎は知り合いのスタッフさんが教えてくれました。
うわぁ。難易度高そうだけどやってみたい。

タイトルで予測したお話とは全然違う展開で、
小さな広告会社で繰り広げられる人間模様。
恋の話より仕事の話が大半を占めているのに、
そこに確かに存在する、それぞれの恋愛の形。

物語の端々に、フリスクが現れます。
「まずい」と言いながらフリスクを噛み砕く女。
会社に仕事を回してくる大企業の男はしきりにフリスクを噛み砕く。
彼が回してきた大きな仕事の結果に、ずっと持っていたフリスクを投げ捨てる女社長。
絡み合う情の糸をフリスクが示していました。

社長さんがテーブルにフリスクを投げ捨てて、辞めていた煙草を吸う姿に泣きそうになりました。
あ、なんかわかる。わかるよその感情。

なんつうか。
一言でというより言葉で表現ができませぬ。
感情の隅っこをひらすらつつかれ続けて
我慢できなくなった頃にどんっと突き飛ばされるような感覚。
なんか悔しいんだけど清々しい。


そういう訳でフリスク。
思わず買っちゃったよ。
ミンティア派なのに。
私も彼に惹かれた女の一人ということなのか。


そしてめげずにみんなで仕事に打ち込む最中、
昔男が同僚だった頃、塗りつぶした窓を社長さんが開き、
照明じゃなく、窓から差す自然光を浴びながら、

「やっぱり、こういう時が一番楽しい」

と笑うラストシーン。


やられた。
やられました。



チラシに書かれていた文章の最後の一文。


恋人は、できそうな時が一番楽しい。


その通りでした。
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