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よこはま。 [観劇。]

090418_0003~01.jpgさて久々の観劇感想です。
今までも色々観に行ってたんですが更新しなくてごめんなさい…

今回の観劇先はプロペラ☆サーカスさんの
「烈~双頭の幻~」です。
場所は横浜の相鉄本多劇場。
わひゃあと思ったものの意外と近い横浜。

実は横浜生まれなので(滞在は3歳までですが)
道中に生まれた街を通りかかってテンションが上がったり。
今回はあまりうろうろできませんでしたが
機会があれば中華街とか散策したいものです。





時は江戸時代。
五代将軍綱吉の発令した「生類憐れみの令」に人々は苦しめられていた。
襲われた子供を助ける為に犬を殺した父親も処罰されてしまう時勢。
それも綱吉の死後、六代将軍家宣により撤廃されるが、その家宣もやがて病に倒れる。
彼に仕える新井白石と間部詮房、正室の照子は彼の意思を継いで行くことを近い。家宣を見送った。

そして時代は七代将軍家継へ。
しかしまだ幼い家継は詮房と生母・月光院の思うままに動かされ、しかも病弱で死期が迫っていた。
それを憂いた照子は隠居中の白石を訪れ、八代将軍について画策を始める。
白石は徳川御三家の一人、紀伊藩主の徳川吉宗に白羽の矢を立てると共に、もう一人の候補、徳川宗春に刺客を差し向ける。
それに気付いた詮房も月光院と共に、宗春を将軍にするべく吉宗に刺客を差し向ける。
八代将軍を巡る二人の画策は人々を巻き込み、大きくなっていく…。


…ええとですね。
上記をまとめる為に色々調べてひしひしと感じたのですが。
このお話は史実を知らないと理解するのが大変です。
観ている時に「???」だった事がけっこう深い意味だったというのに気付きましたよ…
白石が投じた画策の最後の一手って江島生島事件の事だったのね…!!

役者さんにあちこちで見かけた方が多くて面白かったんですが、
役者さんの良し悪しが顕著に出ていたのも気にかかりました。
着物の着こなし方や所作、役に合った立ち振る舞いが全然できていない方がいたのはちょっとがっかり。
傍らにキレイにこなせている方がいる分目立っていました。
髪型や衣装を役に合わせるのは当然ですが、それがその人に合っていなければ意味がないし、合わせる努力も必要。
せっかくすぐそばにいい役者さんがいっぱいいるのにもったいないなと。


最後に吉宗・宗春、家光の隠し子の元茂が江戸に集結しての立ち回りがあり、
画策に破れた詮房の自害を吉宗が止め、その姿に家宣の姿を重ねるラストシーン。
戦いに溺れた隠密の一人が元茂に切りかかり、彼と行動を共にしていた少年・蛍が斬られるんですが…
ここがどーしても納得できなかった…なんであの子死ななきゃいけなかったの?
「生類憐れみの令」で父親を失い、幕府を恨んでいた蛍にせっかく生まれたあったかい絆をどうして瞬殺…?
そして何事もなかったかのように進む後日談…そこに元茂出てこず。えー!?
なんかすごーくモヤモヤした気持ちで会場を後にしました…

大好きな役者さんとかけっこういたし、知り合いの役者さんの新しい一面を見つけられたのに…
そこだけ未だに引っかかってます。

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